こんにちは!
笑顔になれるご馳走をお届けする『食べごち』です!
3月に入り、だんだん春の陽気になってきましたね🌸
さて、今回は3月から新しく取り扱いが始まった「グラスフェッドミルク」のご紹介です!
グラスフェッドとは、動物を飼育する際、牧草のみをエサとして飼育する方法を指します。
グラスフェッドミルクは牧草のみを食べて育った牛から採れるミルクです。
現在、多くの乳牛は乳牛の泌乳能力を発揮させるために、牧草に加えてとうもろこしや大豆などの穀物を混ぜて与えることが主流となっています。
そのため、穀物を一切与えないグラスフェッドミルクは稀少な存在となっています。
広大な土地でストレスなく育てられた乳牛から採れるグラスフェッドミルクは、濃厚なコクとスッキリとした後味が持ち味です。
グラスフェッドは、一般的な牛乳よりもビタミンやカロテン、共役リノール酸が豊富に含まれており、健康効果も期待されています。
また、睡眠導入効果のあるとされている「トリプトファン(必須アミノ酸の一種)」を多く含んでいます。
体内に摂り込まれたトリプトファンからセロトニン、続いてメラトニンが生成されます。
メラトニンは催眠効果のあるホルモンで、睡眠と覚醒のサイクルを整えてくれるんです。
良質の睡眠には、グラスフェッド食材を摂ると効果的かもしれません。
ただし、アミノ酸を過度に摂取するのは腎臓に負担をかけるため注意が必要です。
近年、健康のために添加物にこだわる人も増えてきました。
自分が口にするものが「どこで、誰に、どのように作られて運ばれているのか」への関心も高まっています。
グラスフェッド牛から生まれた食材もまた、無添加やオーガニック食品などの自然食品のひとつです。
グラスフェッドを意識しながら食材を選ぶことは、環境や食生活への関心を高める契機になるでしょう。
そして、グラスフェッドは、動物に寄り添いたい方の価値観、つまりアニマルフェアに則った飼育方法です。
アニマルフェアとは「動物の生活とその死に関わる環境と関連する動物の体的・心的状態」と農林水産省でも定義されています。
人間に福祉があるように、「動物にも福祉を」に基づく考えが広がりを見せています。
広大な土地でのびのび育てることで、牛のストレスや疫病の減少にもつながります。
アニマルウェルフェアは、生産性や安全性の面から人間に優しい考え方といえます。
現状、日本ではまだまだグラスフェッドは普及していませんが、普及しずらい理由は3つあります。
グラスフェッドは、主にニュージーランドやオーストラリアで行われている飼育方法です。牧草で育てるためには広大な土地が必要ですが、日本ではなかなか土地の確保が難しいです。
また、グラスフェッド牛の場合、誕生から出荷までかなりの労力と時間がかかります。
そのため、グラスフェッド食材はコストが高く、一般的な商品の5~6倍くらいの価格の場合もあります。
国内でもグラスフェッドで育てる畜産農家がありますが、普及させるのは容易ではないといえます。
最近では少しずつ、自然派志向の高まりや動物福祉の観点から注目を集めています。
また、安全なミルクなのでお子様向けにも大好評いただいている商品です。
初めてグラスフェッド商品をお試しいただく方には、グラスフェッドミルクがおすすめです。
朝の一杯にぜひ「グラスフェッドミルク」をお試しください!
グラスフェッドミルク以外にもバターやチーズもご用意しています
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